
続きです!




旅の最終日。朝はまさかの“忘れ物発覚”からスタート。前日に訪れた五島カントリークラブから電話が入り、サンバイザーの忘れ物の連絡が…。
ホテルで朝食を済ませたあと、急遽ゴルフ場まで車を走らせることに。とはいえ、車で15分ほどという近さに「さすが五島」と感動しました。
前日とは打って変わって快晴だったこの日は、ついでに霧の晴れた美しいコースの写真も撮影。その後は絶景スポット・鬼岳に立ち寄り、名物「鬼鯖」を本店で購入。
そして空港では知人が見送りに来てくれて、最後のひとときを過ごしました。ただし、帰りの飛行機では思わぬトラブルも発生…。そんなハプニングすらも、旅の思い出になる一日でした。
サンバイザー忘れに気づき、急遽ゴルフ場へ
朝、ホテルの部屋で身支度をしていると、見慣れない着信履歴に気づきました。折り返してみると、前日に訪れた五島カントリークラブのスタッフの方からで、「お忘れ物がありまして…」とのこと。忘れていたのはゴルフ用のサンバイザー。すぐに思い出し、受け取りに行くことに。
ちょうど朝食の時間だったので、まずはホテルのビュッフェでしっかり腹ごしらえをしてから出発。五島カントリークラブまでは車で約15分ほど。



これがもし愛知なら、1時間以上かかっていたかも…と思うと、五島のコンパクトさに改めてありがたみを感じました。
ゴルフ場に到着すると、スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、丁寧にサンバイザーを返却してくれました。ちょっとした忘れ物でも、こうして親切に対応していただけるのは本当にありがたいこと。昨日の雨と霧のなかで感じた「人の温かさ」が、今日もまた心に沁みる瞬間でした。


快晴のゴルフコースに感動|昨日とは別世界の五島カントリークラブ
忘れ物を受け取ったついでに、昨日とはうって変わって晴れ渡ったゴルフ場の景色を少し眺めさせてもらうことに。エントランスから見えるコースは、まさに“別世界”。昨日の濃霧が嘘のように晴れ渡り、青空の下に広がるコースはキラキラと輝いていました。




昨日は前も後ろも見えない中でのラウンドだっただけに、目の前に広がる爽快なコースの景色には、思わず感嘆の声がもれました。「この景色の中でプレーできていたら…」という悔しさと、「次こそは晴れた日に来たい」という決意が同時にこみ上げてきました。
スタッフの方にお願いして、エントランス付近から写真も何枚か撮影させてもらいました。SNS映えする絶景で、これだけでも五島を訪れる価値があると感じられるほど。



静かで美しいこの場所は、ゴルフ好きなら一度は訪れてほしいスポットです。
鬼岳で最後の絶景を満喫|五島を見渡せるパノラマ
快晴の空の下、五島カントリークラブを後にして向かったのは「鬼岳(おにだけ)」。五島のシンボル的な存在で、まるい稜線が特徴の標高315メートルの小さな山です。
展望台を目指して車を走らせると、高台の駐車場に到着。あいにく展望施設そのものは閉館中でしたが、それでも車を降りた瞬間、目の前に広がる景色にしばし言葉を失いました。


草原が広がるなだらかな斜面の向こうには、青く輝く海と島の街並み。そして左手には、さきほど立ち寄った五島カントリークラブのコースが一望でき、まるで一枚の風景画のようなパノラマ。自然と深呼吸したくなるような、気持ちの良い風が吹き抜けていました。



時間があればハイキングコースを歩くのもおすすめですが、今回は車での立ち寄りだけでも大満足。
旅の終わりにふさわしい、五島の雄大さと美しさを感じられるひとときとなりました。
- 住所:長崎県五島市上崎山町
- アクセス:福江港・市街地から車で約15分/五島カントリークラブから約10分
- 駐車場:あり(無料)
- 備考:展望台が閉まっていても十分な眺望あり。晴れた日は特におすすめ
鬼鯖本店で絶品お土産を購入|“ダブル”の満足感は間違いなし


鬼岳から市街地へ戻る途中、立ち寄ったのが「鬼鯖本店」。その名の通り、名物“鬼鯖寿司”で知られる人気のお土産スポットです。朝から営業しているので、帰りのフライト前にも立ち寄りやすく、観光客にはありがたい存在。
店内にはずらりと並ぶ鬼鯖シリーズ。スタンダードな鬼鯖寿司はもちろん、「ダブル鬼鯖」と呼ばれる特大サイズもあり、迷わずダブルをチョイス。脂の乗った分厚い鯖が、酢飯にどっしりとのっていて、その見た目だけでもテンションが上がります。
帰宅後、冷蔵庫で軽く冷やしてからいただきましたが、一口目で思わず「うまっ…!」と声が出るほどの旨味。とろけるような脂と、絶妙な酢加減のごはんが本当に相性抜群。







これは確実に“買って良かった”お土産No.1でした。
スタッフの方に聞いたところ、名古屋でも百貨店催事などで定期的に販売しているとのこと。とはいえ、やはり本場で買って、旅の思い出と一緒に味わうのが一番です。
- 住所:長崎県五島市大津町1161-1
- 定休日:火曜日
- 備考:「ダブル鬼鯖」は数量限定。早めの時間帯がおすすめ!
福江空港での見送りと帰路|感動とトラブル、最後まで忘れられない旅
レンタカーを返却して空港まで送ってもらうと、なんと知人がわざわざ見送りに来てくれていました。再会できたことがとても嬉しく、心がじんと温まりました。
空港内のレストランでコーヒーを飲みながら、五島での思い出話やまた来たい場所の話に花が咲きます。名残惜しさを感じながらも、「また絶対来るね」と約束し、笑顔で別れました。
搭乗時刻が近づき、飛行機へ。出発は10分ほど遅れたものの、天候は安定しており安心のフライト。



しかし、問題はこのあとの乗り継ぎでした。
博多空港に到着したのが14:15ちょうど。しかし、次に乗る予定だったセントレア行きジェットスターの預け荷物の締め切り時刻も14:15。係員に確認すると、「人は乗れますが荷物はもう預かれません」との冷たい一言…。
なんとかキャディバッグだけを宅急便で送る手配をし、汗だくになりながら搭乗口までダッシュ。ギリギリのタイミングで機内に滑り込み、セントレアまで帰り着くことができました。
【今回の教訓】
・飛行機の乗り継ぎは、2時間以上の余裕を持つこと
・別会社の航空便での乗り継ぎは慎重に
※特にゴルフ道具など大きな荷物があるときは要注意です。
五島列島・福江島旅行のまとめ|絶景と人の温かさに触れる3日間
3日間にわたる五島列島・福江島の旅は、自然・食・人とのふれあい、そのすべてが心に残る濃密な時間でした。
今回感じたのは、五島はただの観光地ではなく、「また帰ってきたくなる場所」だということ。ワーケーションの拠点として長期滞在も魅力的ですし、今度は他の島にも足を伸ばしてみたいと思わせてくれました。



忘れられない3日間。五島列島、また必ず行きます。