【体験談】脂肪冷却は本当に痩せるのか？45万円コースを契約した私の記録

ダイエットの方法は数え切れないほどありますが、「寝ているだけで脂肪が減る」と聞いたら気になりませんか？私が今年2月に出会ったのが、まさにそのキャッチコピーで知られる脂肪冷却。

広告に惹かれて会社近くのサロンで体験してみたところ、強い痛みに耐えながらも、施術後には驚くほどスッキリした感覚がありました。

脂肪冷却とは？仕組みと期待できる効果

脂肪冷却とは、その名の通り「脂肪を冷やして減らす」痩身施術です。

脂肪細胞は冷却に弱く、一定時間マイナス温度で冷やすことで自然死（アポトーシス）を起こし、数週間から数か月かけて体外に排出されていきます。ダイエットのように脂肪細胞を小さくするのではなく、数自体を減らすことができるため、リバウンドしにくい点が特徴です。

ただし、施術中はカップで脂肪を強く吸引するため「引っ張られるような痛み」を感じやすく、施術後は赤みや青あざが残ることもあります。重篤な副作用は少ないとされていますが、体質によっては内出血やしびれ感が続くケースも報告されています。

施術可能な部位は、二の腕・お腹・腰回り・太もも・顎下など脂肪がつきやすい部分。部分痩せを目的とする人に向いています。一方で「寝ているだけで簡単に痩せる」という広告は誇張気味で、全身の体重が落ちるわけではありません。

私が脂肪冷却を体験したきっかけ

私が脂肪冷却を知ったのは、今年2月頃のこと。インスタグラムの広告に「寝ているだけで脂肪が減る」というフレーズが大きく載っていて、思わず目を奪われました。

下半身太りに悩みながらも面倒くさがり屋で動くことがあまり好きではない私は、「これなら続けられるかもしれない」とすぐに興味を持ったのです。

さっそく会社近くのサロンを調べ、体験コースに申し込みました。初回はカウンセリングがついていて、自分の体型や気になる部位を丁寧にチェックしてくれます。

私は特に太ももが気になっていたため、前もも4カップ・内もも2カップ・外もも2カップの計8カップを施術してもらうことに。

実際の体験レポート｜痛みから眠りへ

施術当日、カウンセリングが終わるといよいよ脂肪冷却のスタートです。気になる部位に専用カップを装着し、脂肪を強く吸い込まれる感覚から始まります。

最初の10分ほどは「かなり痛い！」と感じるほどで、脂肪とむくみが一気に引っ張られるような感覚に思わず身じろぎしました。

ところが、冷却が進むにつれて次第に感覚がマヒし、痛みはスッと和らいでいきます。そのうち心地よい眠気に包まれ、ウトウトしてしまうほど。最初の痛みに耐えられれば、あとは驚くほどリラックスした時間を過ごせました。

施術が終わった後は、カップをつけていた箇所に青あざのような跡がくっきり残ります。見た目は少しショッキングですが、数日で薄れていくと説明を受け安心しました。そして鏡を見てみると、冷却した部位が心なしかスッキリして見えるのです。

驚きの営業トークと私の決断

施術を終えて鏡を見ていた私に、担当のスタッフさんが一言。

「部分的な冷却で効果は出ていますが、実は全体的に脂肪がついているので、継続的にケアした方が良いですよ」

美しいスタッフさんから真剣な表情でそう言われると、正直グサッと胸に刺さりました。

さらに追い打ちをかけるように、「今日までの申し込みで回数券が20％オフになります」と期間限定のキャンペーンを案内されます。割引率が最も高いのは、なんと約45万円の大容量コース。

高額ではあるものの「これで一生脂肪がつかないなら安いのでは？」という気持ちが頭をよぎりました。

冷却で実際に効果を実感した直後だったこともあり、迷う間もなく私は45万円の回数券にサイン。

まとめ｜脂肪冷却に投資した私が今思うこと

脂肪冷却は、たった1回でも「少しスッキリしたかも」と思える効果を実感できる施術でした。ただし、それはあくまで継続してこそ意味があるものであり、費用も高額になるのが現実です。

私自身、45万円の回数券を即決するほど期待しましたが、「これだけで完璧に痩せる」という夢のような方法ではないと感じています。

結局のところ、脂肪冷却は部分的なサポートにはなっても、根本的なダイエットには向いていません。やはり食事や運動との組み合わせが欠かせず、生活習慣を見直すことが大切です。

今はパーソナルジムに通い始め、筋力をつけながら体質改善を進めています。脂肪冷却の経験は決して無駄ではありませんが、それ以上に「痩せるためには地道な積み重ねが必要だ」と身をもって学んだ体験でした。